「未払い料金がある」「携帯電話がウイルス感染」ウソの電話で240万円も…30代女性が架空請求詐欺被害

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「携帯電話がウイルスに感染している」などと、ウソの連絡を受けた30代の女性が、現金約240万円あまりをだまし取られました。

 警察が詐欺事件として捜査するとともに、身に覚えのない請求に簡単に応じないよう、呼びかけています。

 詐欺の被害に遭ったのは、札幌市手稲区に住む30代の女性で、5月26日、携帯電話に「インターネットサイトの料金の未払いがあります」などとするメールが届きました。

 女性がメールに表示されていた番号に電話したところ、金融機関の職員を名乗る男から「未払い料金を支払ってください」などと言われ、指定された口座に現金約11万円を振り込みました。

 さらに翌日、個人データ保護団体の職員を名乗る男とサイバーセキュリティ会社の社員を名乗る男から相次いで、「あなたの携帯電話はウイルスに感染している。あなたが感染したウイルスが関係のない人にまで感染している。対策を講じないと訴えられることになるので現金が必要になります」などと言われ、それぞれ、現金約200万円と、約30万円を指定された口座に振り込み、合わせて241万円をだまし取られました。

 女性は電話のやり取りの中で、「金は戻ってくる」などと言われていましたが、戻ってこないことを不審に思い、母親とともに警察に相談し、被害に気づきました。

 警察は架空料金請求詐欺事件として捜査するとともに、「身に覚えのない請求には簡単に応じず、警察に相談してください。警告が出てもすぐに画面を閉じて、表示された電話番号には電話をしないでほしい」などと、注意を呼び掛けています。

 また、少しでも怪しいと感じたら、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう、呼びかけています。

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